大学入試ナビゲーター

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休校中にやっておくべきこと3選【学力格差に負けるな】

みなさんへ質問です。

 

コロナウイルスの影響で学校が休校で暇だし、遊ぼうかなー。」

 

なんて考えていませんか?

 

もちろん、普段できないことをする時間に充てるのはいいと思います。

ただし、遊んでいるだけで終わってはいけません。

 

学校や塾で勉強するはずだった時間をどのように活用しますか?

 

 

休校中の今だからこそできること

をお伝えします。

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1、勉強

まずは勉強です。

このままでは、学校のカリキュラムは大幅に削減され、十分な学習時間の確保は難しいです。

その状態で進学や受験をすると、どうしても「厳しい結果」へなりやすくなってしまいます。

 

「ほかの同級生もみんな勉強してないよ??」

という意見もあるでしょう。

 

だからこそ、今勉強すべき

なのです。

受験に合格して、自分の夢に近付きたいのであれば、他の人と差をつけたいのであれば、

 

「みんながやっていない時こそやる」

ことが一番です。

 

 

どうしても、普段の学校生活では授業の進度は公立と私立で異なりますし、学校のレベルによって、先生のレベルによって様々です。

少しずつ差が生まれているんです。

 

みなさんがどのレベル帯にいるかはわかりません。

しかし、今現時点ではどこも満足な学習環境はありません。

 

つまり、

「今やっておくことが未来の競争力に繋がる」

ということです。

どんな勉強をしてもかまいません。

 

英文法を1から見直してみる。

源氏物語の漫画を読んでみる。

日本史や世界史の参考書(読むもの)を進めてみる。

化学や物理の実験の動画を見る。

 

など、できることは無数に存在しています。

本だけが学習ツールではない今だからこそ、できることをやっておきましょう。

 

最近では、YouTubeでもたくさんの勉強動画が上がっています。

※私も近いうちにチャレンジしたいと思っています。

 

それらを参考にしていくこともいいでしょう。

ただ、気を付けてください。

見て満足するべからず

 

必ず演習をしてくださいね。

 

 

自称進学校に多いのですが、

「受験は団体戦だ!」

という言葉。私は理解できます。切磋琢磨したほうが学力レベルは上がりやすいです。

しかし、本番では確実に個人戦です。

 

同級生が同じ大学を受験したら、合格者枠を取り合わなければいけません。

友人に合格を譲りますか?

それとも友人を蹴落としますか?

 

直接的ではありませんが、このような戦いが受験なのです。

 

今、あまりある時間を少しでも勉強時間に当てましょう。

学校や予備校が再開したときに少しでも周りと差をつけられるように。

 

こちらの記事もご参考ください。

 

www.manabiya-online.work

 

 

 

2、教養をみにつける

私がよく言っていますが、「教養をみにつける」とはどのようなことなのか?どんなことをすればいいのか?

 

それは、

  1. 新聞を読む、ニュースを見る
  2. 全体像を調べてみる
  3. 自分なりの意見を持つ

以上です。

 

こちらの記事でも書いていますので、ぜひご参考ください。

 

www.manabiya-online.work

 

 

今現在、コロナウイルスの対応について、各自治体の長が声明を発表しています。

全国の知事が毎日のようにコメントを発表していますし、各自治体によって対応は様々です。

 

その内容をまずは新聞やニュースで理解する。

そして次に、「なぜ自治体によって対応が異なるのか。」ということを調べてみましょう。

「東京は人が多いから都市封鎖はできないのかなー?」

「北海道は危険性を理解するのがはやかったから、迅速な対応をしたのかも?」

など、適当な推測をたててから調べるとよいと思います。

 

「仮説をたて、検証する」

これは学校でもやっていますよね?

そうです、これがアクティブラーニングです。

 

自宅にいてもできるアクティブラーニング。

これをしておくと、普段の生活から思考力が高まりますし、情報の取捨選択ができるようになります。

 

みなさんは、調べ学習をする際に

「とりあえず検索で1番上のやつだけみて終わればいいか。」

と考えていませんか?

 

「検証する」ときに大事なことは、

比較

です。

 

1つ目の文献では「〇〇」と評価しているが、2つ目の文献では「△△」と評価している。

さらに、3つ目の文献は「〇△」と間をとる意見を出している。

 

こういう風に、比較をすることで客観的な根拠を複数用意することができます。

また、自分の意見により近いものはどれなのか、選択する幅が広がります。

 

こうすることで自分の意見が一層際立つのです。

ちなみに、AO入試等の自己分析でもこの能力は必要になりますし、当然ですが一般入試の現代文読解でも活きてきます。

 

よく言われる教育用語では、

「批判力」

です。

 

相手の意見をただ否定するのではなく、他の考え方もできるのではないか?

と考える力だと考えます。

 

つまり、多角的な視点と、それをまとめあげる力を養うことができるのです。

 

政治に触れる機会は多くありません。

ぜひ今一度日本の政治について、各自治体の政治について考えてみてください。

 

そして、仮説と検証を通じて、有権者としての第一歩を踏み出してください。

 

 

 

 

3、趣味の時間

最後は、趣味の時間です。

ただし、外出を伴うことは控えましょう。

 

例えば、YouTuberを目指すのであれば、YouTubeをみて編集技術を真似してみる。

エフェクトのかけ方やテロップの書き方を学んでみる。

映像制作をしてみたい方はPhotoshopillustratorなどを触ってみる。

 

スポーツが趣味なのであれば、YouTubeを見てトップアスリートの技術を盗んでみる。

読書が趣味であれば、好きなだけ没頭する。

 

など、時間がある今だからこそ、趣味を長所にできるようになりましょう。

 

資格をとることもいいでしょう。

あなたが就職する際の手助けになるものもあれば、そのまま職に直結することもあります。

働いてから役に立つこともあるでしょう。

 

簡単そうに見えるけど、やってみると難しいことばかりです。

 

ぜひ、手が届きそうになかったことにチャレンジしてみてください。

家の中でも経験できることはたくさんあります。

 

 

 

以上です。

いかがだったでしょうか?

 

私は特におすすめのYouTuberはおりませんので、ここでの紹介は控えますが、YouTubeにはたくさんのいい動画が眠っています。

 

エンタメ系をみてから編集の真似をするもよし、

勉強系をみてから勉強するもよし、

ニュース系をみてから自分の意見をまとめるもよし。

 

決して、ただの視聴者になってはいけません。

 

苦難の時代に生きるみなさんの参考になれば幸いです。