大学入試ナビゲーター

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【必見】早慶上GMARCH入試問題難易度ランキング【国語】

休校が明けるのはいつになるのでしょうか。

学生のみなさんは充実した日々を送っているでしょうか?

人が集まる場所への外出はできるだけ避けてくださいね。

 

さて、今回は志望校決定の役に立てるかも?しれない

早慶GMARCH入試問題難易度ランキング】

を発表したいと思います。

 

《注意事項》

 

・完全なる主観です。

 ・学部別ではなく、全体的な難易度です。

 ・出題範囲の差は考慮しておりません。

 

 

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ちなみに、みなさんはどの大学が難しいと思いますか?

早稲田?慶應?明治?青山学院?

 

 

 

 

参考までに、私の友人に聞いたランキングはこちらです!

 

<#1>どこも受験していない人の見解

慶應>早稲田>上智>立教>中央>青山>明治>法政>学習院

 

<#2>理系科目講師の見解

慶應>明治・青山・法政>学習院>早稲田>立教>中央>上智

※1文字目の画数で決めたそうです。笑

 

<#3>元国語講師の見解

早稲田>上智・明治>学習院>中央>法政>立教>青山

慶應義塾は小論文なので、ランキングに組み込めない!(本人談)

 

<#4>努力で受験を乗り越えた男の見解

早稲田>慶應上智>明治>立教>学習院>青山>中央>法政

 

 

こうしてみると、やはり様々ですね。

解いたことある人とない人でもかなりの相関性がありそうです。

やはり、偏差値というのが関係しているのかもしれませんね。

 

 

それでは、私が思うランキングを発表していきます!

 

 

です!

 

それでは、私なりの各大学の特徴を述べていきます。

1、慶應義塾大学

慶應義塾大学は国語ではなく、「小論文」が入試科目です。

つまり、今回のランキングでは唯一異質な存在なのですが、これが一筋縄ではいかないのです。

「小論文」を解くためには、以下の知識が必要です。

  • 小論文の書き方
  • 出題文の背景知識
  • 時事に関する知識
  • 自身の意見を強調するための具体例

 

他にも商学部の小論文等では計算も出ますので、数学の知識も必要です。

 

慶應義塾大学のための勉強」が必要という点で、非常に難易度が高いため1位にいたしました。

 

2、早稲田大学

純粋な国語の入試ではやはり早稲田大学が圧倒的に難しいです。

文中の言葉も難しく、設問でのひっかけが非常に難解です。

早稲田大学では、各学部で特徴がありすぎますので、今回は割愛します。

文字数の多い記述や現古漢融合問題、小説など、学部により様々です。

早稲田内併願というのは学部の選択をきちんとしなければオススメできません。

 

「文構造をきちんと把握しつつ、細かい語の言い換えを拾っていく」

国語の最終地点といってもいいのではないでしょうか。

※国立の場合は、さらに【表現する力=書く力】が求められます。

 

圧倒的な教養を求められ、国語力の全てを出し切ることを強要される早稲田大学が第2位です。

 

3、立教大学

「あれ???立教がここに来るの?」と思った人もいるのではないでしょうか。

古文、漢文は重要単語をきちんとやっていれば全く問題ありません。

正直言って、簡単です。

立教大学で難しいのは、現代文です。

それも、文章が難しいのではありません。

設問がおかしいのです。

 

「文にひいてある傍線部を具体例で表したものはどれか。」という問題が出ます。

これのどれを見ても答えにならないことがあります。

私が見た中で、

「出題の意図がわからないランキング」では間違いなく立教大学が1位です。

赤本や電話帳(『全国大学入試問題正解』by旺文社)で解答が定まっていません。

昔の東進を見ても三者三様の解答だったりします。

(今は東進は国語の問題をほとんど出さなくなりました。)

 

本当の解答は教授のみぞ知る…。

そんな不思議な大学が立教大学です。

 

4、明治大学

明治大学は【早稲田大学の入試問題の劣化版】という感じです。

ことわざや熟語の知識に加えて、文構造を把握して解答する問題が主流です。

どの学部でも難易度は大きく変わりません。

変化球の問題もありません。

ただし、文章の抽象度は比較的高いです。

純粋に国語力を問う問題が多いのが特徴です。

 

5、法政大学

法政大学は学部によって国語の出題範囲が大きく異なります。

漢文まで必要な入試もあれば、現代文だけで受けられる入試もあります。

多くの人材をとってきた大学だからでしょうか?

受けやすい大学として認識されていると思います。

ただし、近年では定員の厳格化の影響で法政に合格できない人も増えています。

今まではMARCHの受け皿だった法政が、少しずつ変わってきています。

 

問題の特徴としては、

  • 「すべて選びなさい。」問題が出ること。
  • 文章がやけに長いこと

が挙げられます。

文章は具体例をたくさん述べている文章が採用されることが多く、そのせいで長い文章を読まなければいけません。

各段落の役割を把握することができれば、スムーズに読解できるでしょう。

 

 

 

※今後、大学入学共通テストでは「すべて選びなさい。」問題が出る可能性もあります。

法政大学を受験しようとしている方には一石二鳥かもしれませんね。

 

 

6、上智大学

英語ではとにかくスピードを求められる上智大学ですが、国語では真ん中以下の難易度です。

キリスト教系の大学(上智、立教、青山、明治学院)は国語が簡単とよく言われています。

※立教は別の部分で難易度が桁違いになっていますが…。

上智大学の国語の問題で絶対に抑えておくべきことは、

「解答の根拠は2つ見つけること」

です。

AとBそれぞれの内容が含まれている選択肢を探すゲームです。

これが分かれば、全く難しくありません。

知識問題を除き、上記内容がわかれば最後まで解答できてしまいます。

 

抽象度が高い文章を整理して、図式化さえできれば満点も見えてきます。

 

7、中央大学

中央大学は、一言で表すのであれば、

「ザ・平均的」

です。

文章の抽象度も語彙の難易度も文章量もすべて平均的です。

駒澤大学の強化版」といった感じです。

 

このくくりの中では一番受けやすいと思います。

ただし、法学部は日本一ですので、受験する層が桁違いです。

問題自体は難解ではありませんが、高得点勝負になります。

 

難関大学としては「ザ・平均的」な中央大学が7位でした。

 

8、青山学院大学

8位は青山学院大学です。

英語の対策で頭を悩ませている高校生が多いのではないでしょうか?

自由英作文や和文英訳、英文和訳など幅広い英語の知識が求められます。

まさに「英語の大学」

と言えます。

 

しかし、その分国語は簡単です。

傍線部の付近に解答の根拠があることが多く、高校入試問題を少し難しくした程度です。

空欄補充が出てきますが、こちらも難易度は普通。

国語はあんまり重要視されていないんでしょうか?

あまりにも英語との格差があるので、「国語が苦手だけど、英語は得意!」という方にはいいと思います。

 

ただし、大学入試改革で青山学院大学は大幅な改定を行うことを発表しています。

学部によって必要な受験科目が大幅に異なりますし、小論文を課す学部もあります。

<詳細は以下のリンクからどうぞ>

www.aoyama.ac.jp

 

大学入学共通テストで出題が検討されていた、データや表の読み取りが出るかもしれませんね。

今後の情報に注目です。

 

9、学習院大学

最後は学習院大学です。

MARCHの仲間入りをしましたが、国語の問題難易度はこの中では最下位です。

さらにいうと、國學院大學のほうが難しいです。

 

さきほど、中央大学を「ザ・平均的」と言いましたが、その下位互換です。

問題のジャンルや出題形式は様々ですが、それぞれの問題の難易度は大したことありません。

 

文学部でさえも、問題は難しくありません。

知識寄りの問題構成です。

 

 

 

 

以上で元予備校国語講師の私が思う、

入試問題難易度ランキングでした。

 

みなさんが思うランキングはどのようなものですか?

ぜひコメントください。

 

今後は各大学の学部別ランキングも出したいなと思っています。

 

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