大学入試ナビゲーター

大手予備校講師と高校教員を経験。センター試験全落ちからの一般試験で全勝。大学受験に臨むために必要な考え方、モチベーションの保ち方を配信します!

受験生が一般入試を受けない理由

今日から消費税が10%に引き上げになりました。

軽減税率の適用範囲について理解するのは非常に難しいですね。

どこかの小論文の問題で出てくるかもしれませんね。

もしくはAO入試などの面接で。

 

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さて、本日は

【受験生が一般入試を受けなくなった理由】についてお話ししたいと思います。

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1.私立大学の定員厳格化

近年、大学受験情報の中でこの言葉は頻出です。

「定員をきちんと守りなさい」という文科省の統制により、合格を安易に出せなくなっています。

そのため、今までであれば、合格できたはずの人が、不合格になってしまうのです。

 

現場の先生に聞いても「あの子は受かるだろうと思っていた。」という声を頻繁に耳にします。

 

「一般入試の方が合格しやすい」というイメージから、

【一般入試の方が合格しにくい】イメージが全国の高校、予備校に蔓延してしまいました。

 

2.勉強時期が長い

AO入試や指定校推薦、公募推薦は主に年内に入試が行われます。

一方、一般入試は2月以降。国公立大学だと2月下旬に試験を行い、卒業式後に合格発表が行われることも。

1つ目の【私立大学の定員厳格化】の影響もあり、「早めに入試を終えてしまいたい。」という高校生が増えました。

一生懸命勉強をしても、合格できるとは限りません。

「浪人はできないから、早めに決めたい」

「早めに決めて、バイトや遊びをしたい」

という思いを抱いてるのかもしれません。

 

 

今日、面白い資料を拝見しました。

【今の高校生はウェディングケーキ型ではなく、バースデーケーキ型である】

つまり、「1つずつ積み上げて大きな作品を作り上げるのではなく、直前の毎日小さな作品を堪能する。」ということである。

 

したがって、受験勉強を積み上げた先にある合格ではなく、直近のイベントを重視する傾向があるといえます。

 

これは私になかった視点、表現です。

この資料を見たとき、「これは!!!!」と思いました。

 

一般受験というのは長いトンネルを歩むことです。

いつ出られるのかはわかりません。

 

今の高校生にとってみれば、生活は身近な喜びや幸福を選択する傾向にありますよね。

例えば、インスタグラムやYouTubeなど。

これまでテレビ画面でしか見られなかった遠い存在が、SNSを通じて身近な存在になっています。

情報化社会の影響はここにも出てきているということですね。

 

AO入試公募推薦、指定校推薦で大学へ進学することは、全く悪くありません。

 

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