今年の大学入試の総括
こんにちは。
しばらく間が空いてしまいました…。
新年度が始まり、1週間。入学式を迎えた方が多いのではないでしょうか。
天気もよく、春の陽気ですね。
こんな日にはお散歩日和!
温泉に入りながらの夜桜なんかは風流ですよね!いつかしたいなぁ。
さて、今回は「今年の大学入試の総括」です。
今年の大学入試の傾向などをかいつまんでお話しできればと思います。
センター試験の平均点があがり、国公立・私立が激戦に。
センター試験の国語の平均点がアップしました。
国語の平均点が上がることで、私大3教科型の生徒はセンター利用を積極的に出しました。
結果、私立ではMARCHと日東駒専でのセンター利用者が増え、激戦に。
国公立では、比較的基準のゆるい、公立大学の志願者が増えました。
一般試験を見ると、中堅~下位の大学が人気に。
また、女子大の人気も顕著でした。
中堅~下位、女子大ともに入試日が1月下旬~2月頭に行われます。
日東駒専やMARCHを外さずに受験機会を増やすためには、この空いている日程で受験するしかないのです。
また、はやめに合格発表があり、なおかつ手続き締切日を比較的待ってくれる学校が多いので、受験した層は非常に多かったと思います。
それだけ、「合格」の二文字を欲しがる人が多いということですね。
「不合格」はいらない! 受験せずに途中棄権する例も
上智大学の入試は2月の1週目に終わり、結果は2週目あたりに出ます。
早慶がこれからという時期ではありますが、最近の生徒の中には「不合格」になりたくないからということで、すでにいいところから合格した場合には、受験しないという選択を取る生徒もいるようです。
これには驚きました。
もちろん、受験には精神的・体力的に負荷がかかります。
ただ、「受けたい」から出願したのに、それよりも合格した安堵や不合格への恐れが勝ってしまうというメンタリティーに驚きです。
早慶、MARCHはより狭き門に
近年、安全志向で受験スケジュールを組む生徒が多いように感じます。
チャレンジ受験をしなくなっています。
それは上位層も同じ。早慶は受けるけれども、滑り止め程度。本心は国立一本!の子たちがどんどん受験するようになり、上位層で独占されてしまう。
そのため、今まで「手が届くかどうか」というボーダーにいた生徒は蹴落とされてしまうのです。
どのレベルでも同じです。
いわば、シャンパンタワーのように上から零れ落ちてくるのです。
実力以下の大学にしか合格できなかった生徒は、浪人の道もあり得ますが、やはり来年で入試が変わるということで諦めてしまう生徒もいます。
来年がおそらく一番現役志向が強い受験年度となるでしょうから。
「競争したい」と思う生徒の減少は明らかです。
最後に
今年のざっくりとした総括は以上です。
またこれから少しずつ動き出していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。