大学入試ナビゲーター

大手予備校講師と高校教員を経験。センター試験全落ちからの一般試験で全勝。大学受験に臨むために必要な考え方、モチベーションの保ち方を配信します!

語彙力の鍛え方【英語編】

前回、語彙力の鍛え方【国語編】という記事をアップしました。

 

 まだお読みになっていない方はこちらから

manabiya3.hatenablog.jp

 

今日は、【英語編】をやっていこうと思います。

あくまで、「受験勉強」という枠組みですので、ご容赦ください。

 

英語の語彙力、つまり「英単語をどれだけ知っているか」ですが、数を増やすために必要な要素を挙げます。

 1、「品詞」を意識する

2、「接頭辞、接尾辞」を理解する

3、「動詞の区分」を理解する

 

 

 

1、「品詞」を意識する

「品詞」というのは、名詞・形容詞・動詞・副詞・接続詞などです。

細かくお話をするとややこしくなるので、簡潔に話しますが、文章を構成する要素だと思ってください。

単純に語彙力を強化するのに一番早いのは、英単語のルールを知ること。

 

例えば、

“happy”という単語の意味は、「幸福な、幸せな、楽しい、満足な、(…に)満足して、幸せそうな、うれしそうな、うれしくて、喜ばしくて、(…を)うれしく思って」という意味の形容詞です。

 

この単語の語尾に「ly」をつけると、「幸福に、愉快に、うまく、運よく、幸いにも
」という意味の副詞になります。

これを理解するだけで、2倍の勉強効率になります。

 

一つの形容詞を勉強した際、「これが副詞になるときにはどのように変化するのかな。基本は形容詞+lyだけど。」と知っているだけでも違います。

(※もちろん、形が変化するものや意味が大きく変わるものもあります。)

 

このように、英単語では品詞転換を理解することで、語彙力が2倍にも3倍にも増えていきます。

 

2、「接頭辞、接尾辞」を理解する

言葉は難しいかもしれませんが、「単語の頭や最後について、意味を変化させるもの」が接頭辞、接尾辞です。

 

一番わかりやすい例をいうと、

possible [形] 可能である という単語に、「im」という接頭辞をつけると、

impossible [形]不可能である という意味に変わります。

 

このように、頭につく語、語尾につくことで、もともとの単語が持つ意味を変化させる言葉が接頭辞や接尾辞です。

細かい内容については、以下のブログにまとめられているので、参照してください。

語彙力が一気につく!接尾語+接頭語+語幹のパターンを覚えよう! | DMM英会話ブログ

 

 

3、「動詞の区分」を理解する

動詞の区分と書きましたが、種類でも構いません。

動詞の中でも、細かい分類があります。

状態動詞や動作動詞、be動詞や一般動詞など…。

一言で動詞といわれても、何を表しているのかわからない方もいるのではないでしょうか。

 

今回は、その動詞の中でも、【自動詞と他動詞】の重要性を説きます。

詳細についてはいずれブログにて書こうと思いますが、単語勉強をする際に一発でわかる違いをお伝えします。

 

みなさんは英単語の勉強をしている際、どのように覚えていますか?

 

もしかして、「“study”は勉強する、“go”は行く…」などと覚えていませんか?

それではいけません。

「“study”は~を勉強する、“go”は行く」という風に覚えてください。

 

文字では大きな違いはなさそうですが、【~を、~に】の部分があるかないかで自動詞か他動詞かを区別できるのです。

自動詞…【~を、~に】を意味に含まない動詞

他動詞…【~を、~に】を意味に含む動詞

 

このように勉強するだけで、単語一つ一つの理解力が上がり、語彙力の強化につながります。

 

細かい単元でのお話はまたいつか。

 

ぜひ上記3つのポイントを意識して単語勉強してみてください。